「やさしい日本語研修会」
~外国人材とやさしいコミュニケーションでつくる、やさしい職場~」に参加してきました。
この研修では、外国人職員とのミスコミュニケーションを防ぐための具体的な言葉の工夫について学びました。以下は、職場ですぐに実践できるポイントの一部です。
★指示/禁止/必要の表現は職場で統一すると伝わりやすいです。
① 指示はシンプルに「~てください」で統一
❌ 見せてくれへん?/見せたほうがいいよ/お見せください/見せるようにして
✅ 見せてください。
丁寧で、誰にとっても分かりやすい表現です。
② 禁止は「~ないでください」+ジェスチャー
❌ 見せたらダメ/見せてはいけません/見せないようにしてください/見せたらあかんよ
✅ 見せないでください(✖の手ぶりを添えると効果的)
③ 必要な行動は明確に伝える
❌ してくれると助かります/するべきです/する義務があります
✅ サインしてください/ヘルメットがひつようです。
④ 数字・数量ははっきり言う
❌ ボルト、あるだけ持ってきてくれる?
✅ ボルトを20個持ってきてください。
⑤ 長い文を分けて話す(1文=1情報)
❌ ボルトを持ってきて、20個ね
✅ ボルトを持ってきてください。20個です。
⑥ あいまいな依頼を避け、行動を明確に
❌ 手が空いたら声かけて/できるだけ早めに来てくれる?/資料にざっと目を通しておいて
✅ 〇〇が終わったら、〇〇に来てください。
✅ 〇時に来てください。
✅ 資料を読んでください
⑦ 一方的に話さず、確認しながら
「わかりましたか?」
「何個持ってきますか?」(→復唱してもらう)
やさしい日本語は「やさしくすること」だけでなく、正確に、確実に伝えるための“安全対策”でもあります。
ぜひ職場で取り入れてみてください。