ゴム製品製造業界の皆様へ

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ゴム製品製造業界の皆様へ

未来のゴム製造業界を支える外国人技能実習制度

私たちの周りにあるゴム製品は、自動車部品、工業機器で使用されるゴムベルト、医療用のチューブ、履物などがあり、様々な分野で使用されております。そして、私たちの生活になくてはならないものとなっております。

そんな中、ゴム業界で働く皆様に朗報です。
2021年3月16日付で、厚生労働省の外国人技能実習制度に「ゴム製品製造職種」が新たに追加されました。これにより、ゴム製品製造業において外国人技能実習生の受け入れが可能となりました。実習期間は最大で3年間です。

技能実習で行えるゴム製造の加工作業

外国人技能実習生が作業できるゴム製品製造職種は、「成形加工作業」、「押出し加工作業」、「混練り圧延加工作業」、「複合積層加工作業」の4作業です。

成形加工作業

成形機である圧縮成形機、射出成形機のいずれか1つ以上を用いて、又はこれらを組み合わせて用いて、熱及び圧力を加えることによって型(金型)でゴム材を所定形状に加工を行う作業のことを指します。
製品の例としては、タイヤ、パッキン、シール、ガスケット、防振ゴム、ワイパー等です。
使用設備の例としては、圧縮成型機、射出成型機、計量装置、引取装置等です。

押出し加工作業

押出設備を用いて、型(ダイ)を通し、ゴム材を連続的に出して所定形状に加工を行う作業のことを指します。
製品の例としては、ベルト、ホース、パッキン、シール、ワイパー等です。
使用設備の例としては、押出機、加硫装置、冷却装置、引取り装置等です。

混練り圧延加工作業

混練り圧延設備である混練機、ロール機、カレンダーロール機のいずれか1つ以上を用いて、又はこれらを組み合わせて用いて、型(ロール)で ゴム材と配合剤を混練りした後、所定形状(シート形状等)に加工を行う作業のことを指します。
製品の例としては、ゴムシート、ゴム引布、テープ材等です。
使用設備の例としては、混練機、ロール機、カレンダーロール機、配合装置等です。

複合積層加工作業

複合積層設備を用いて、2つ以上の材料をゴム又は接着剤の粘着力で積層しながら型(ドラム、芯金)により所定形状に加工を行う作業のことを指します。
製品の例としては、タイヤ、ベルト、ローラー等です。
使用設備の例としては、複合積層設備、フォーマー、ビードリング、カバー機等です。


日本国内はもちろんのこと、海外にもゴム製造の生産拠点が多くあり、とても需要がある技能となっております。

今後、技能実習生含め、外国人材は増加していくでしょう。

当組合では、外国人技能実習制度を通してゴム業界の皆様のお手伝いができるよう努めて参りますので、お気軽にお問い合わせください。